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2025年04月03日

手術器具の洗浄工程は、感染管理の観点から非常に重要な業務です。特に用手洗浄では、目視で汚れを確認しながら確実に洗浄を行う必要があります。しかし、洗浄作業を行う環境によっては、適切に汚れを確認できず、洗浄精度が低下してしまうことがあります。
そこで注目したいのが『照明』です。適切な光の下で作業を行うことは、洗浄の精度を高め、作業効率を向上させるために不可欠な要素です。本コラムでは、手元の明るさが洗浄作業に与える影響について深掘りし、より質の高い洗浄を実現するためのポイントを探ります。

1. 視認性の向上がもたらす汚れ除去の精度向上
洗浄の基本は、『汚れを見つけること』洗浄作業の目的は、器具に付着した血液・タンパク質・骨片・
生理食塩水・薬剤などを完全に除去し、滅菌工程へ適切に引き渡すことです。しかし、暗い環境では汚れを見落としやすくなります。では、汚れはどこに潜んでいるのか?と考えると…手術器具の構造は非常に複雑で、特に以下の部位には汚れが蓄積しやすいことが解ります。

ボックスロック(関節部):
汚れが入り込みやすく、視認しにくく、影になりやすいため暗い環境では汚れを見逃しがちになります。

溝や穴、細い管腔:
内部に血液や組織片が残存しやすく、直射光では確認が難しく、適切な角度からの照明と拡大鏡が必要になります。

鋸歯や目の細かいヤスリ状の器具:
表面の凹凸に汚れが絡みつき、斜めからの光で影を作り拡大鏡で確認することで汚れが判別しやすくなります。

明るい環境では、こうした汚れがどこに残っているのかを素早く見つけることができます。特に、光の角度を変えながら拡大鏡を使用し確認することで、わずかな血液の付着やフェブリンの残留まで発見できるようになります。

2. 適切な光の使い方で洗浄ポイントを見つけ出す
ただ明るくするだけではなく、適切な光の使い方を工夫することで、より洗浄の精度を向上させることが可能です。

光の角度を意識する
器具表面の汚れは、正面からの光だけでは見えづらいことがあります。例えば、斜めから光を
当てることで、影ができやすくなり、微細な汚れが浮かび上がるため、以下のような方法が有効です。
また、LEDライト付き拡大鏡を活用すると、細かい部分の汚れを拡大して確認できます。

ポイント:真上からの照明(天井灯)+手元のスポットライト(斜め45度)
ポイント:様々な角度から光を当てることで、死角に潜む汚れを発見できる

適切な光の種類を選ぶ
光源の種類によっても、汚れの見え方が変わり、最適な光源を選ぶことで、洗浄作業の精度が格段に向上します。
・ 白色LED(昼白色 5000K前後):最も自然な光で、肉眼での判別がしやすいです。
・ 蛍光灯(温白色 3000K~4000K):影が柔らかく、器具の形状が見やすいです。
・ UVライト(ブラックライト):血液やタンパク質の付着を特定しやすい
(ただし、通常の洗浄環境では使用が難しい)

3. 作業効率とスタッフの負担軽減
明るい環境は、洗浄の精度向上だけでなく、作業時間の短縮やスタッフの負担軽減にもつながります。

短時間で確実な洗浄が可能
暗い環境では、汚れを確認するために何度も器具を見直したり、位置を変えてチェックする必要が
生じます。
適切な照明 を整えることで、一度の目視確認で汚れを特定できるようになり、余計な動作が減るため、
作業時間の短縮につながります。

目の疲労を軽減し、集中力を維持
薄暗い環境で作業を続けると、目のピント調節が頻繁に行われ、疲れやすくなります。
特に、長時間の洗浄作業では、目の負担が蓄積し、ミスの原因となる可能性があります。

適切な照明の下で作業をすることで、目の疲れが軽減するだけではなく長時間の作業でも集中力が維持でき洗浄ミスを防ぎ、業務の質を向上といった効果が期待できます。

以上のことを考えると、照明環境の見直しが洗浄の質を向上させることに繋がるのがご理解頂けたと思います。用手洗浄において、手元を明るくすることは単なる作業環境の改善ではなく、汚れの発見率向上・洗浄の正確性向上・作業時間短縮・スタッフの負担軽減・感染リスクの低減といった多くのメリットをもたらします。洗浄作業の精度を高めるために、 システムシンクを見直してみませんか?システムシンクも時代に合わせて更新をしましょう。『手元の明るさ』が、気になる方は、営業担当者へご連絡ください。『目からウロコ』の情報が!!

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