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2024年12月06日

中四国エリア担当の川端です。

私たちの生活の中で「これって何から出来てるんだろう」と疑問に感じることはたくさんあると思います。

例えば「味の素」。某料理系ユーチューバーが味の素を好んで使うことが批判にさらされたりしていることはご存じの方も多いと思います。
これは味の素が「化学調味料」で体に悪いものだという噂が昔からまことしやかに囁かれていたことから”アンチ味の素”の方がたくさんいるためだと思われます。
味の素のウェブサイトによると、「味の素の原料はさとうきび。ヨーグルト、醤油や味噌と同じ発酵法で作ります。」と書かれています。ならば特に体に悪いものではないのでは、と私には思えます。様々な意見はあるかと思いますが、なんとなくのイメージだけで実態を知らないことは多いのではないでしょうか。

さて、今回は洗浄インジケーターに使われるテストインクについて調べてみました。
まずインジケーターとは英語で”indicate”「指し示す」という動詞から来ている単語です。意味としては、何らかの状態や状況を示す目印や信号のことを表します。
中材の洗浄で使うインジケーターの多くはベースとなる紙やプラスティックなどに「何らかのインク」などが塗布されており、それらが洗浄後に除去されているかどうかで判定を行うものです。
それらが何を”指し示す”かというと、洗浄機が定められた工程を確実にクリアしたかどうかということです。
具体的には①温度②時間③化学的要素(洗剤)④物理的要素(WDではシャワーの水圧など)の4つの要素がクリアされたことを示すのが洗浄インジケーターの役割です。
そしてこの「何らかのインク」も各メーカーによって原材料は異なります。
国際規格であるISOにはこの擬似汚染物の材料について各国で採用されている規格について19種類のレシピ表が掲載されています。
例えば弊社で販売している洗浄インジケーター”CDWA4”はこのISOの規格のANNEX Qというタイプに準拠しており「脱繊維馬/羊の血液、水溶性壁紙用糊、鶏卵、黒墨、水」などの成分が原料となっています。因みに「脱繊維血液」というのは血液に含まれるフィブリノーゲン(fibrinogen)という凝固要因のひとつを取り除いた血液のことです。

よくインジケーターと洗浄機には相性があると言われることがあります。使っている洗浄機や洗剤、洗浄プログラムが変わればインジケーターの落ち具合にも差が出るのは、規格に沿ったものだけでも19種類もあるので当然のことかと思います。いろんなものを試してみて自施設にマッチしたものを選定することは非常に重要なことではないでしょうか。

あともう一つ。
よく勘違いされていると感じることがあります。それは「洗浄インジケーターがきちんと落ちている=洗浄物が問題なくきれいになっている」とは限らないということです。
前述したとおり、洗浄インジケーターは
①定められた温度に到達した状態で
②定められた時間を経て
③定められた量の洗剤が投入され
④効果的な水圧や超音波洗浄が実施されたこと、を確認するものです。
その洗浄機の性能状態、プログラム、洗剤投入量で、汚れの強い洗浄物が客観的にきれいになっていることが確認(=バリデーション)された状態であることが前提になります。
その前提条件について確認されていないまま洗浄インジケーターを使っていても、せっかくお金と時間と労力をかけているのにバランスの欠けた状態となってしまいます。
逆にバリデーションをきっちり行ったウォッシャーディスインフェクターに合わせてインジケーター選択を行うと洗浄不良が起こった場合の正確な判定が可能です。

以上のように洗浄インジケーターは現在洗浄評価指標の役割の中で非常に重要なファクターとなります。と同時に先述のように適切な洗浄インジケーターの選択は非常に難しいともいえます。自施設にあった適切な洗浄インジケーターを選択すれば「正常な洗浄プロセスの確認」と「洗浄後器材の清浄度の確保」の2つが両立し、安心して業務を行えると思います。ただ、いろんな洗浄インジケーターを並べて評価するだけでは、・・・です。

NCCでは総合的洗浄評価システムである「オールサポートシステム」という有償サービスを行っております。このシステムを有効活用されると洗浄評価インジケーターの選択にも大きな効果を発揮します。第三者評価として各洗浄機器やプログラムなどの洗浄プロセスを多角的に分析し、最適な洗浄インジケーター選択を支援させて頂く事が可能です。
内容的には、洗剤分注測定からチャレンジデバイスインジケーター、臨床器材の残留タンパク質確認、熱消毒確認インジケーター、超音波発振確認などいわゆるPQ(稼働時適格性確認)に相当する内容となっています。

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