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NCCコラム

医療機器洗浄や運用ノウハウなど、現場に役立つ情報をコラム形式で発信します。

2021.10.11

医療機器洗浄アドバイザーコラム 第8弾

中四国アリア担当の川端です。

今回は「酵素」というテーマでお話しさせて頂きます。

酵素は英語ではenzyme(エンザイム)と言います。

また「酵」という漢字をヤホーで調べると、

①酒のもと。こうじ。「酵素」「酵母」

②酒がかもされてあわだつこと。「発酵」という意味合いだそうで、わたしの大好きな「酒」に由来する言葉でした。

酵素とは何なのか、というと「様々な化学反応を起こす触媒となる主として

タンパク質からなるもの」です。

人間の体内にも様々な酵素が存在し消化酵素、代謝酵素などの働きが私たちの生命活動の維持に重要な役割を果たしています。

現在では医薬品や健康食品、酒造りや乳製品などにおける発酵を活かしたいわゆる発酵食品や飲料、そして洗浄など様々な分野で酵素が利用されています。

酵素系浄剤の洗浄効果を左右する要因としては!!

①基質特性(分解する相手を選ぶ)

②酵素の含有量(活性値)

③反応至適温度(分解に最適な温度)

④反応至適pH(分解に最適なpH)

以上の4つが非常に重要なファクターとなります。

基質特性でいうとプロテアーゼはタンパク質、アミラーゼはデンプン、リパーゼは脂質、セルラーゼは繊維質の汚れを分解する触媒となります。

その中でも手術器材などの汚れに関してはタンパク質を分解する触媒となるプロテアーゼが最重要な酵素となります。

というのもタンパク質は長鎖の分子であり、タンパク質以外の汚れを抱き込むことが多いので界面活性剤だけでは落としにくい汚れなのです。

専門的にいうとプロテアーゼがペプチド結合を切り、短鎖のペプチドやアミノ酸に分解し、界面活性剤の作用と共に汚れを洗浄物から引き離します。

また現状流通している酵素洗剤はほぼほぼ40℃前後を至適温度としているものが多いのですが、今後は80~100℃の高温で最も活性するプロテアーゼ、はたまた異常プリオンタンパク質を除去できるプリオンザイムなるプロテアーゼの開発も進んでおり、ますます酵素洗剤の果たす役割は大きくなっていきそうです。

ということで

弊社にも酵素を洗浄に活かした製品をいくつか持っています。

WD用としては「サーモシールドエクストリーム」という製品があります。

これはアルカリ洗剤でありながら酵素が配合された新しいタイプの洗剤です。脂質汚れを落とすことが得意なアルカリ成分とタンパク汚れを落とすことが得意なプロテアーゼの両方が同時に能力を発揮し、しかもアルカリ洗剤による洗浄物へのダメージもほとんどないという優れた特長を持っています。

また用手洗浄には「プラザイムエクストラ」という複合酵素洗剤があります。

プラザイムエクストラは近日リニューアルされる予定で従来より酵素の能力ががさらにパワーアップし抜群の洗浄力を発揮します。

これらの製品にご興味持って頂ければ是非ともお問い合わせください。

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